1986-04-18 第104回国会 衆議院 運輸委員会 第11号
現に千葉勤労も全勤労も結んでないわけでしょう。そういうことをやってない。やはり基本は、使用者は組合に対して等距離でなければならないというのは基本的な原則ですね。
現に千葉勤労も全勤労も結んでないわけでしょう。そういうことをやってない。やはり基本は、使用者は組合に対して等距離でなければならないというのは基本的な原則ですね。
同時に、その組合の一つの、あえて申し上げますと、国労を除きまして、千葉勤労あるいは全勤労、それぞれまだ強い姿勢におられるわけでありますが、その他の組合はこの危機的状況の中におけることで取り進めさしていただくと、そういう意味で理解を得られたという点では大変幸せなことだと私は思います。
このような事態を惹起させました千葉勤労の指導者及び違法ストライキの参加者に対しましては、今事実関係を詰めておるところでございますが、できるだけ早く厳重な処分を行うべく、目下中身の詰めをやっている最中でございます。
千葉勤労による違法スト、それに連動いたしました中核派の国鉄破壊ゲリラ、まさにこれは千二百万人のサラリーマンとそして市民の足に影響を及ぼすという極めて大きな問題であったと思いますし、今後の対策として多くの課題を提供したというように思うわけでありますが、専門的な対策につきましては警察当局にお任せするといたしまして、私はこの問題について三点はかりお伺いをしておきたいと思うんです。
○説明員(杉浦喬也君) 十一月の二十八日と十一月の二十九日、両方にまたがりまして千葉勤労のストライキ及びそれに引き続きますゲリラ活動ということによる損害が生じたわけでございます。
ところが、先般千葉勤労のストで、支援する過激派がケーブルを切断した、そういうことから大変国鉄は混乱をしましたし、国民も迷惑を受けたわけでございます。あれは一部分の人だ、こういうことだと思いますけれども、民間企業は、受け入れた場合、うちの企業へ来てああいうことをされたのではとても受け入れはできません、こうならざるを得ないと思うのです。
今回の千葉勤労のストに対しましては、中核派が支援して過激な行動による鉄道妨害を企てているのじゃないかという一般的な警察からの情報は私どもお聞きしておりました。
○藤原委員 この二十九日の朝の状態のことですが、中核派によります国鉄通信ケーブルの切断等のいわゆる全国的ゲリラ攻撃というものは、千葉勤労によりまするところの前日正午からの国鉄の民営・分割反対の二十四時間ストを支援すると言われておる、この事実につきましては既に過激派自体から予告がされてきておったところでありまして、警察当局としては十分予想されたのにもかかわらずこのような状態になったということは、やはり
「特捜本部の調べによると、中核派は数カ月前から国鉄千葉勤労の二十四時間ストに呼応、首都圏の国鉄の通信・信号ケーブルを切断して国鉄を全面ストップさせるとともに、主要ターミナルを襲撃、混乱状態の拡大を計画していた。」「警視庁は、これらの情報を事前にキャッチ、」云々、こう書いてあるのです。この報道は間違いですか。
ただいまの御質問の十一月二十九日の国鉄線に対するゲリラ事件でございますけれども、これは御承知のように、その前の日の十一月二十八日の正午から勤労千葉が総武線千葉駅以西の全列車をとめるというストライキに突入……(「千葉勤労というのだ、勤労千葉じゃないよ」と呼ぶ者あり)済みません。あれは勤労千葉が略称としては正しゅうございます。
○杉浦説明員 今回の千葉勤労のストライキと関連いたしまして、中核派がこれを支援し、過激行動によって鉄道妨害を企てているという警察からの事前の情報は、具体的ではございませんが、全般論としてあったわけでございます。
そこで、今回の千葉勤労のストライキに合わせてそれの支援という名目、口実で逆に国鉄の分割・民営化に反対する運動に水をかけるようなふらちなことをやったんですが、その点について、事前の情報について、先ほど同僚議員の質問に対しては、彼らの機関紙等で言っている程度の情報しかとっていないということで私は非常に驚いているんです。
○中野明君 いずれにしても、あれは勤労から分裂して千葉勤労というんですか、そこがストをする、それに対して中核派が支援するということはもう前もって承知しておられたはずですし、何らかの形で情報は入っておったんじゃないかという気がしないでもありません。しかし、今何もなかったとおっしゃるんですから、それほど日本の警察はのんきじゃないと思っておりますが、この程度にしておきます。
本日、いわゆる千葉勤労といわれておりますストライキと関連をいたしまして、言うならば全国的に通信網などの切断等によって新幹線を除く他の国鉄関係輸送機関が全面的にストップをした。この行為は法律的に見るとどういうことになるのかということも問われていると思うし、また、国民に大変迷惑を及ぼしたことも否定できないと思うのです。
○沢田委員 警察の前に大臣、今回行われた行為は千葉勤労のものと言われるストライキとは直接関係はないけれども、便乗という言葉が適切かどうかわかりませんが、それに便乗した破壊的な人たちがこういう行為に入ったと判断されておりますか、どうですか。
○鏡山説明員 まず、今度の事件が千葉勤労と関係があるかということでございますけれども、千葉勤労の方はともかくといたしまして、中核派の方は千葉勤労の人を全面的にバックアップするのだ、そういう立場から本日けさ方のゲリラをやったことは事実だと考えております。これはきょう逮捕した者たちを今後もっと調べた上でまたはっきりしてくるとは思いますけれども、現在はそういうふうに考えられます。
その中に、監理委員会のメンバーの一人が、本州を四分割して、そのうちのここのところはおれが経営したい、ついては千葉の鉄道管理局管内には中核派の千葉勤労という厄介な集団がいる、この連中の首を切っておいてくれ、あいつらがいるとうまく経営できないということを述べた。
つい最近におきましても、千葉勤労を中心といたしまして違法ストがございまして、国鉄も峻厳な態度でもって処置をいたしました。国鉄の諸君も最近は非常に国鉄の状況を認識してくれておると思っておりますが、もし今度も不幸にしてそういうような事態になりました場合には、やはり国鉄は同じような態度で峻厳な処置をいたすであろうと思っておりますし、私からもそういうことのないようにこいねがっておる次第でございます。
○塩川国務大臣 一昨日行われました、そして昨日に続きました千葉勤労のストに対しましては、私も非常に残念な気持ちでございまして、国鉄再建に必死になって取り組んでおる最中に、その一番当事者である職員がああいう事態を起こすということはまさに申しわけない。したがいまして、今回、こういうことは国鉄において厳重な処分をすべきであるということを強く申しております。